こんにちは、赤ちゃんキャンパーぼんです。
よし、キャンプをしよう!と思い立ったらまず調べるのってテントですよね。
でも、テントって種類も豊富だし何をどう選べば…それぞれのメリットデメリットが知りたいなぁ。。
本日はキャンプ初心者の方必見、テントの構造と種類をわかりやすく解説していきます!
私も全てのタイプを網羅しているわけではありませんが、我が家のテント購入の際にお勉強したおおよそのタイプについて解説していきます。それでは早速みていきましょう!
まずはテントの基本的なしくみから
テントの種類を解説する前に、そもそもテントってどんなしくみで作られてるの?という、基本だけどちょっと人には聞きづらい…というポイントを簡単にまとめてみました。
テントの構造と名称
出典:Amazon
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主な道具の特徴
ポール
テントを支える柱のこと。基本的には収納時は短く細かく折れ曲がっており、設営の時にそれをつなぎ合わせて長いポールにします。テントのタイプによって布への通し方が異なります。
また、ポールの種類によっても強度が変わります。
- アルミ:軽くて弾力性がある(太いと耐久性がある)
- グラスファイバー:弾力があり途中で曲げを入れられるがやや重たい
- スチール:強度が高いが重量がある
インナーテント
テントの寝室スペースとなる本体部分。寝る時に使うため、通気性のよさが重要となります。メッシュ素材の窓がいくつついているか、通気口があるかなどがポイントとなります。また、フロアシートと呼ばれるインナーテントの床面は地面からの湿気や浸水を防ぐため、高い防水加工を施されています。
フライシート
インナーテントに被せて外から覆い、雨風の進入や日射を防ぎます。テントの外側のシート部分のこと。フライシートについているドアパネルのファスナーを開けてポールで支えることでひさしを作れる出入り口をキャノピーと言います。様々な素材で作られたものがあり、耐久性や耐水性、耐火性などが大きく異なり、価格に大きく差が出るポイントです。
素材の種類を一部ご紹介します。
・ポリエステル:テント生地として最も一般的な素材。乾きが早くリーズナブルだが火に弱い
・ナイロン:軽いく柔軟性あり。火には強いが高価
・コットン:通気性がよく結露に強いが重たい。火には強い。風合いがある
・ポリコットン:ポリエステルとコットンの長所をもつ。耐水圧が弱い
ロープ・ペグ
テントを支える重要な役割。ポールを安定させたり、テントをピンと張るために使用します。地面にペグを打ち込み、テントと結んだロープをペグに引っ掛けて張り具合を調節します。
ドームテント
初心者からでも使いやすい最も定番のタイプです。文字通りドームのような形でポールを天井で2本クロスして自立してくれるので、慣れると設営も簡単。
- 構造がシンプルで組み立てやすい
- 軽量かつコンパクト
- 寝室しかない(リビングスペースがない)
- タープなど他の雨よけアイテムが必要になる
- テント内の天井が低いモデルが多い
ツールームテント
寝室に前室と呼ばれるスペースがありリビングとして使用できる、寝室リビング一体型となったテント。タープがなくてもテント1つで屋根付きリビングスペースが確保できるので、タープまで立てるのが大変、という初心者やファミリー層に人気のタイプです。
- 寝室とリビングがテント1つにまとまっているので設営の手間が省ける
- 冬は必要以上に外に出なくて快適に過ごせる
- プライベート空間が確保できる
- 慣れるまで設営が大変
- 布面積とポールの本数が多いので重たい
- リビングの大きさによって結局タープが必要なことも
ワンポールテント
テントの真ん中にポールをたてて立ち上げる円錐(多角錐)型テントです。ティピーテントとも呼びネイティブアメリカンのテントのようなとんがり屋根のおしゃれなデザインで人気があります。
- ポールを立ち上げたらほぼ完成、設営がシンプル
- 中央の天井が高いので居住空間が広く取れる
- おしゃれなのでサイトで映える
- 寝室しかない(リビングスペースがない)
- 出入り口が空を向いているので雨がダイレクトに入り込む
- テントの端が低い作りのため意外と居住空間が狭い
- 真ん中のポールが邪魔
ロッジ型テント
お家のような形の可愛らしいテント。一昔前はテントの主流はこの形だったんだとか。柱となる部分(家に四隅に当たる部分+α)にポールを立ててその上に幕を被せる仕様になっています。
- 居住空間が広いので大人数で泊まるのに最適
- サイトで目を引く家のような可愛いデザイン
- テント内が広いので寝る場所とリビングも作れる
- ポールの数が多い&布面積が大きいので重たい
- 収納時かさばる
- 広いサイトでないと使えない
トンネル(カマボコ)型テント
トンネル(カマボコ)のように縦長のテント。ポールを3~4本湾曲させて布に通し並行に並べる仕様す。大きさは山岳用の小さな一人用シェルターから、ツールーム仕様でファミリー、大人数用まで様々です。ツールーム仕様のものは居住空間が広く人気です。
- 縦長で居住空間が広いのでこれだけで使える
- 前後左右の扉が全て開くので非常に開放的
- ポールの数が多い&布面積が大きいので重たい
- 広いサイトでないと使えない
- 慣れるまで設営が大変
A型テント
正面から見ると「A」に見えることからA型テントというそうです。左右2箇所にポールを立てて立ち上げる仕様。シェルターとして使い、これにカンガルーテント(インナーテント)を設置したり自分好みのサイトにできます。ソロやペアキャンパー向きです。
- 日陰をしっかり作れる
- キャノピー式で片面が全開になるので開放的
- テント内を自分好みにアレンジできる
- インナーテントなど自分で揃えるものが多い
- 広いリビングスペースは取れない
いかがでしたか?本日はテントの基本的な構造と主なテントの種類について記載しました。まだまだ色々な種類のテントがあるので、使う人数や積載できる大きさなどから自分たちに合うテントを見つけてみてください。
次回は我が家がテントを選ぶ際に重要視したポイントを、各テントごとに当てはめてみていきたいと思います。
今後も赤ちゃん連れキャンパー、初心者キャンパー向けのためになる情報を発信していきます。ゼロから始める赤ちゃんキャンパーBlogをどうぞよろしくお願いいたします。